時間は未来から流れてくる
「時間は未来から流れてくる。」
耳にしたことがある方も多いと思います。
私も見たり聞いたりしたことはあったのですが、今一つ理解しきれていませんでした。それが、
この週末、ピン!とくる体験がありました。
みなさんにシェアしたいと思います。
まずは1年前の出来事から。
約一年前、ブータン、チモン村に行きました。
チモン村はブータン東部に位置し、首都ティンプーがある西側とは違い、電気も2年前(当時)に通ったばかりの昔ながら村。
そのチモン村で、現地のガイドさんのお父さんとコットンボールを収穫し、
お母さんと草木染めをし、
村の方々と一緒に糸つむぎの体験をさせてもらいました。
その時に
手紡ぎ手織りのあかね染の布を1枚だけ購入しました。
その当時、私は藍染に興味しんしんだったので、頭と目は藍染の布を探していたのですが、気に入った藍染の布にはシミがついていて
日本で使っていたら「あら!どうしたの?」
と言われそうなくらい目立つシミだったので藍染の布は諦めました。
そして他の布をさんざん見て、一枚のあかね染めのマフラーを手にした時に
現地のドライバーさんが
これは日差しが強い時は帽子にもなり
寒くなったら首に巻いてマフラーにもなり
腰に巻いてベルト代わりにもなる、と。
実演しながら親切に教えてくれたのでした。ドライバーさんにはエゴとか全くなくて、とても純粋な方だったので、自然な流れの中でそのマフラーを一枚だけ購入したのでした。
そしてそれから一年後。
ご縁ある石徹白洋品店さんのデザイナー杉下ヒトミちゃん(私のスピリチュアルの先生でもあります)が、そのブータンチモン村の布、しかもあかね染の布をベストというカタチにしてくれたのでした。
その初お見えの展示会が私の地元神奈川県のカフェで開催となりました。
その日は色々と用事が重なり閉店30分前に駆け込み、ベストと対面した時の感動といったら…
石徹白洋品店さんが電車とバスで片道8時間かかる場所にあるのに、その洋品店のご夫婦が揃って目の前にいる、という感動もありながら、
布の温かさ、色、カタチ、ディテールの可愛さに胸が高鳴り、涙が出そうになるくらい。試着したら、私を待っていてくれた感じがしてならないのです。
チモン村の畑、あかねの茎、お父さん、お母さん、村の方々、旅を共にしてくれた方たち、石徹白洋品店さん、ヒトミちゃん、みんなが織物となってベストというカタチになっている。
その幸福感に包まれて、そのまま着て帰ったのでした。
帰宅して、そういえば一年前に購入したマフラーもこんな感じだったと思い 合わせてみると
ぴったり!
まるで、一年後にこのベストが私の元にやってくることが決まっていたかのようなあかね染のマフラー。
そうなんですよ。
「時間は未来から流れてくる。」
実体験として、ピン!と理解できました。
時空間には何通りもの過去、現在、未来があって、その瞬間瞬間に見るものを選択して「今」を作っている。
時空間にある未来の無限の可能性の中から流れてくる何をキャッチするか。
一年前に藍染の布を購入した場合の未来、
他の布を購入した未来、
何も購入しなかった未来、
はすでに存在していて
私は一年後に素敵なベストに出逢う未来をキャッチした。=あかね染のマフラーを購入したということ。
更にいうと、人生の青写真というのは生まれてくる前に時空間にすでに存在している可能性の中に、これとこれとこれは体験する、と決めてきた出来事。そのカードは必ずひくのだけれど、それ以外のどのカードをひくかは自由で選択権は自分が握っている。
どのカードをひくかは頭で考えるより、魂の声に従った方が速いし、正確。
だって、それを決めたのは頭ではなくて自分の魂なのだから。
そして自分の波動が整っていれば自然と必要なカードをひくことができる。
魂の声を丁寧に聞いていこう
あらためて思った週末の出来事。
あなたは未来から流れてくるどのカードをひきますか?
今日もフルーティーに生きよう!
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